千葉県流山市で私たち夫婦が営む「こじカフェ」のWebサイトを制作しました。

2026年6月にオープンしたばかりということもあり、今回は大規模なWebサイトを最初から作り込むのではなく、営業日やメニュー、アクセス、駐車場など、来店前に必要な情報を届けることを優先。

コンパクトな構成で、まずはスピーディーに公開しました。

一方で、ただ情報を並べるだけではなく、「こじカフェって、どんな場所なんだろう?」というところから改めて考え、コンセプトや言葉、デザインも一から整理しています。

現在は一つのページにまとめているメニューやこだわりなども、今後はそれぞれ独立したページとして内容を充実させていく予定です。

お店と一緒に、Webサイトも少しずつ育てていきます。

将来、目指していること

こじカフェが目指しているのは、ただコーヒーやスイーツを提供するだけのお店ではありません。

一人でゆっくりしたいとき。
誰かと話したいとき。
いつもの人に会いたいとき。

地域の人たちが気軽に立ち寄り、店主やお客様同士で自然と会話が生まれるような場所にしていきたいと考えています。

そして、サイフォンで淹れるコーヒーや手づくりのスイーツ、アンティークの家具や照明なども含めて、「ここで過ごす時間そのもの」を楽しんでもらえるお店にしていくことが目標です。

Webサイトも、その想いを伝えながら、こじカフェとお客様との接点の一つとして育てていきます。

どんな「らしさ」を引き出したか?

制作を始めた当初は、

「サイフォンコーヒー」
「グルテンフリースイーツ」
「アンティーク家具」
「昭和レトロ」

といった特徴を中心に考えていました。

しかし、サイトについて考えていく中で、もっと大切なことに気づきました。
それは、「人との距離の近さ」です。

店主夫婦とお客様が話したり、お客様同士で会話が始まったり。

「コーヒーがおいしかったから、また行きたい」だけではなく、「あの人たちにまた会いたい」と思ってもらえることが、こじカフェならではの魅力なのではないかと考えました。

そこで生まれたのが、「忙しい毎日を、ほどく時間。」という言葉です。

現在のサイトでも、この言葉をファーストビューに掲げ、「心をほどく場所に。」というコンセプトへつなげています。実際の店舗で大切にしている人との出会いや会話を、Webサイト全体の軸として表現しました。

制作時に考えた課題

オープンしたばかりのお店だったため、まず必要だったのは「Webサイトを早く公開すること」でした。

一方で、急いで作るからといって、営業時間と地図だけを載せた簡易的なサイトにしてしまうと、こじカフェの魅力は十分に伝わりません。

そこで、

「今、必要なもの」と「これから育てるもの」を分けて考える

ことにしました。

現時点では、営業時間、営業日、メニュー、アクセス、駐車場といった来店に必要な情報をトップページに集約。

そのうえで、店主夫婦の想いや、コーヒー、スイーツ、食器、照明、家具、ロゴ、流山への想いなど、こじカフェらしさを感じてもらえるコンテンツも掲載しています。

現在のサイトでは、これら7つを「こじカフェのこだわり」として紹介しています。

デザインの方針

「懐かしい。でも、古くない。」

ロゴやアンティーク家具、照明などとの相性を考え、クラシカルで少し懐かしさのある世界観をベースにしました。

ただし、「昭和レトロ」をそのまま再現することはしていません。

余白を大きく取り、写真と短い文章をゆったり配置することで、現代的な見やすさも残しています。

イメージしたのは、一冊の雑誌をゆっくりめくるようなWebサイト。

情報をぎゅうぎゅうに詰め込むのではなく、スクロールする時間そのものにも、こじカフェらしいゆったりとしたリズムを持たせました。

空間よりも「人の温度」を伝える

当初はアンティーク家具やサイフォンなど、店内の世界観を中心に見せることも考えていました。

しかし、それだけでは「素敵なカフェ」で終わってしまいます。

そこで、店主夫婦の写真や言葉も取り入れ、「どんな場所か」だけでなく「どんな人が迎えてくれるのか」まで感じてもらえる構成にしました。

なぜなら、そこまで含めて「こじカフェ」が出来上がるから。

サイトを見たあとに、
「おしゃれなお店だな」だけではなく、「この人たちに会いに行ってみたいな」と思ってもらえることを目指しています。

来店に必要な情報は、使いやすさを優先

世界観を大切にしながらも、店舗サイトとしての実用性は犠牲にしないようにしました。

現在のトップページでは、メニュー、営業案内、アクセス、駐車場などを掲載。
メニュー表はクリックして拡大・切り替えできるようにし、駐車場の案内図も拡大して確認できるようにしています。

また、営業日の変更や季節のメニューなど、日々変わる情報はInstagramへ誘導。

Webサイトは「基本情報やこじカフェの魅力を蓄積する場所」、Instagramは「日々の最新情報を届ける場所」として、それぞれの役割を分けています。

「こだわり」を一つひとつ言葉に

今回、サイト制作を通して特に面白かったのが、普段は感覚的に選んでいたものを、一つひとつ言葉にしていったことです。

現在は、

コーヒー、スイーツ、食器、灯り、家具、ロゴ、流山。

この7つを「こじカフェのこだわり」として紹介しています。

「なぜサイフォンなのか」
「なぜこの食器なのか」
「なぜアンティーク家具なのか」

改めて考えてみると、一つひとつにちゃんと理由がありました。

Webサイトを作ることが、単にお店を紹介する作業ではなく、自分たち自身が「こじカフェらしさ」を整理する機会にもなりました。

まずは小さく。これから大きく育てていく。

今回公開したWebサイトは、あくまでも第一段階です。

現在はトップページの中で紹介しているメニューや「こじカフェのこだわり」も、将来的にはそれぞれ独立したページにして、もっと深く紹介していきたいと考えています。

イベントや地域との取り組み、新しく始めたことなども、これから増えていくはずです。

最初からすべてを用意するのではなく、

今必要なものを、まず形にする。
そして、必要になったときに追加していく。

そんな考え方で設計しました。

どんな成果が得られたか?

公開からまだ間もないため、検索流入やWebサイト経由の来店数など、数値的な成果についてはこれから検証していきます。

一方で、第一段階としては

  • 来店前に必要な情報を一か所にまとめることができた
  • 「忙しい毎日を、ほどく時間。」というブランドの軸をデザインに反映できた
  • 食器や家具、照明、ロゴなども含めて、ブランドとしての世界観を整理できた
  • 今後コンテンツを増やしていくための土台を作ることができた

という成果が得られています。

これから実際のアクセスデータやお客様の反応も見ながら、改善を続けていきます。

小さく始めて、一緒に育てる。

こじカフェは、私たち自身が運営するお店です。

だからこそ、このサイトは、小島喜画がWeb制作で大切にしていることを、自分たち自身で実践する場所でもあります。

Webサイトは、公開した日がゴールではありません。

お店を続けていけば、新しいメニューが生まれたり、新しい人と出会ったり、イベントを始めたり、考え方が変わったりすることもあります。

その変化に合わせて、Webサイトも変えていく。

小島喜画でも、ホームページを「作って終わり」にせず、公開後も成果を出し続けるために寄り添い、育てていくことを制作方針として掲げています。

事業の今に必要なものをつくり、その先を一緒に育てていく。

こじカフェのWebサイトも、数年後に振り返ったとき、「お店と一緒に、このサイトも育ってきたな」と思えるものにしていきたいと思います。